病院の問診票の書き方を解説|症状や服薬情報の記入ポイント
病院を受診する際、受付で問診票の記入を求められることがあります。初めて記入する方は、症状をどのように説明すればよいのか、過去の病気や服用中の薬をどこまで書けばよいのか迷うかもしれません。
問診票は、医療機関が患者の体調や受診目的などを把握するための書類です。難しい医学用語を使用する必要はなく、自分が把握している情報を具体的に記入することが基本です。
この記事では、病院の問診票の書き方について、主な記入項目、症状の伝え方、書き方に迷った場合の対応、受診前の準備を解説します。
病院の問診票とは?記入する目的と主な項目
問診票とは、患者が現在の体調や過去の病歴などを医療機関へ伝えるための書類です。初診時に使用されることが多く、医療機関や診療科によって質問内容は異なります。
一般的には、氏名などの基本情報に加え、受診理由、現在の症状、過去の病気、服用中の薬、アレルギーに関する情報などを記入します。
氏名・生年月日・連絡先などの基本情報
問診票には、氏名、生年月日、住所、電話番号などの記入欄が設けられている場合があります。
氏名や生年月日は本人の情報を確認するために使用されるため、記載内容に誤りがないか確認しましょう。
緊急連絡先や家族の情報を求められることもあります。記入が必要な範囲は医療機関の案内に従ってください。
現在の症状と受診する理由
問診票では、今回どのような理由で病院を受診するのかを記入します。
症状については、次のような情報を整理すると伝えやすくなります。
- どのような症状があるか
- いつ頃から症状が始まったか
- 体のどの部分に症状があるか
- 症状が続いているか、時々現れるか
- 日常生活で困っていることはあるか
例えば「昨日の夕方から頭が痛い」「数日前から咳が出ている」など、実際に感じている状態を自分の言葉で記入します。
病名を推測したり、専門用語に置き換えたりする必要はありません。
過去の病気や手術について
過去にかかった病気や手術について尋ねられる場合があります。これは一般に「既往歴」と呼ばれる情報です。
病名や手術を受けた時期など、覚えている範囲で記入します。現在も通院している病気がある場合は、その情報を記入する欄が設けられていることもあります。
正確な年月を思い出せない場合は、おおよその時期を記載するか、受付で確認してください。
服用中の薬やアレルギーに関する情報
現在使用している薬について、薬の名前や使用状況を尋ねられることがあります。
薬の名前を覚えていない場合は、お薬手帳などを確認すると情報を整理しやすくなります。市販薬やサプリメントについても、質問項目がある場合は記入してください。
また、過去に薬や食品などで気になる反応があった場合は、そのときの状況を記入します。原因がはっきりしない場合は、自己判断でアレルギーと断定せず、経験した内容を医療機関へ伝えましょう。
問診票の書き方で迷いやすい項目と記入例
問診票には自由記述欄や選択式の質問があり、何を書けばよいのか迷うこともあります。基本的には、質問されている内容に沿って、事実を簡潔に記入します。
症状は時期と状態を分けて書く
症状の記入欄では、症状が始まった時期と現在の状態を分けて考えると整理しやすくなります。
例えば、次のような書き方が考えられます。
- 「3日前から喉に違和感がある」
- 「昨日から右肩が痛く、腕を動かすと気になる」
- 「1週間ほど前から眠りにくい日が続いている」
これらは記入形式の例であり、特定の病気を示すものではありません。実際の症状に合わせて、無理なく説明できる表現を使用してください。
分からない項目は推測して記入しない
過去の病名や服用中の薬など、正確な情報が分からない場合もあります。
そのような場合は、記入欄の指示を確認し、分からないことを受付や医療スタッフへ伝えてください。
「なし」と「分からない」は意味が異なるため、確認できていない情報を無理に断定する必要はありません。
相談したいことも整理しておく
問診票に相談事項の記入欄がある場合は、診察時に聞きたいことを書いておくと便利です。
例えば、現在困っていること、生活上で気になっていること、診察について確認したいことなどが挙げられます。
書ききれない内容は別のメモにまとめ、診察時に口頭で伝える方法もあります。
問診票を書く前に準備しておきたいこと
病院で問診票を記入する前に、必要な情報を整理しておくと、受付で内容を確認しやすくなります。
お薬手帳や過去の受診情報を確認する
服用中の薬を確認するため、お薬手帳を用意しておくと役立ちます。
また、過去の受診時期や病名、手術歴などを確認できる資料があれば、必要に応じて参照できます。
ただし、問診票の記入に必要な資料は医療機関によって異なります。持ち物については、受診先の案内を確認してください。
事前記入できる問診票があるか確認する
医療機関によっては、公式サイトから問診票を入手し、受診前に記入できる場合があります。
一方、受付後に専用の用紙へ記入する医療機関もあります。
事前記入に対応しているか、どの書類を使用するかは受診先によって異なるため、指定された方法を確認しましょう。
オンライン診療でも問診票を記入することはある?
オンライン診療でも、受診前に症状や病歴などの情報を確認する場合があります。
医療機関によっては、予約後に案内される入力フォームなどを使用して、問診情報を送信する仕組みがあります。
オンライン診療は対面診療と異なり、医師が直接触れて診察することができないため、得られる情報に制約があります。厚生労働省も、オンライン診療の実施には一定のルールがあることを案内しています。
問診票に記入した内容だけで診療が完結するとは限らず、診察時に医師から追加の質問を受けたり、対面診療が必要と判断されたりする場合があります。
入力方法や提出期限などは、利用する医療機関の案内を確認してください。
まとめ|病院の問診票は分かる範囲で具体的に記入する
病院の問診票は、医療機関へ自分の体調や受診目的を伝えるための書類です。
症状が始まった時期、現在の状態、過去の病気、服用中の薬などを、把握している範囲で具体的に記入することが基本です。
難しい医学用語を使う必要はなく、分からない項目を無理に推測する必要もありません。
受診前にお薬手帳や必要な情報を確認し、質問したいことをメモしておくと、問診票の記入や診察時の説明に役立ちます。
記入方法に迷った場合は、受診先の受付や医療スタッフへ確認しましょう。




















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